東京オリンピック、1964年と2020年の違いはどんなところ??

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みなさんこんにちは!

いよいよ開催に近づいてきた東京オリンピックは、ご存知の通り1964年以来2回目の開催になります。

1964年は今から56年も前の話なので、1964年の東京オリンピックはどのようなオリンピックだったのか知らない人の方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は1964年の東京オリンピックと、2020年の東京オリンピックの違いについて記事にしてみました!

ぜひ参考にしてみてください♪

1964年の東京オリンピックは男性のみの競技が多かった??

今では女性アスリートの活躍も多く見られますが、実は1964年の東京オリンピックでは男性のみしか参加できない競技も多くありました。

・柔道
・レスリング
・自転車
・バスケットボール
・サッカー
・ボクシング
・ウェイトリフティング
・射撃

これらの競技は男性しか参加できなかったというのは驚きですよね。

今でこそ女性のメダル獲得や活躍など、各競技注目をあびていますが、様々な過去を乗り越えてきたんですね。

1964年の東京オリンピックではメダル獲得数、獲得人数共に上位!?

自国の開催となるとメダルの獲得数なども増えてほしいところ。

1964年もたくさんのメダルを獲得していたんです!

1964年の東京オリンピックでメダル獲得数が多かった上位5つの国は以下の通りです。

1964年東京オリンピックメダル獲得数(国別)

1位 アメリカ 合計90個(金:36 銀:26 銅:28)
2位 ソ連 合計96個(金:30 銀:31 銅:35)
3位 日本 合計29個(金:16 銀:5 銅:8)
4位 東西ドイツ統一チーム 合計50個(金:10 銀:22 銅:18)
5位 イタリア 合計27個(金:10 銀:10 銅:7)

また、獲得選手の数をまとめてみると以下のようになっています。

1964年東京オリンピックメダル獲得に人数(国別)

アメリカ 346人(男性267人、女性79人)
ソ連 317人(男性254人 女性63人)
日本 355人(男性294人 女性61人)
ドイツ 337人(男性275人、女性62人)
イタリア 168人(男性157人、女性11人)

ちなみに、1964年当時の東京オリンピックの参加国は 93の国でした。

そして、過去最高の人数がオリンピックに出場し、その数は5152人

たくさんのアスリートがオリンピックを盛り上げたことになりますね。

2020年の東京オリンピックでたくさんのメダルを取ってくれることでしょう。

インフラにも変化があった?

1964年の東京オリンピックと2020年の東京オリンピックでは、どちらもインフラ整備が進められています。
どちらがどのようになったのか比較するのもまた楽しいポイントです。

まずは1964年のインフラ整備に関して見ていきましょう。

東海道新幹線の開通

東京オリンピックの開催に合わせて開通したのが、「東海道新幹線」。
今では東日本と西日本をつなぐ大動脈として多くの方の移動手段として使われていますね。

もちろんオリンピックの開催前から在来線である「JR東海道本線」はありましたが、たくさんの人が短い時間で移動するのは、1964年以前では難しかったのです。

東海道新幹線が開通してからは、一気にたくさんの人の移動が可能になりました。

5年以上前から着工している各工事

東海道新幹線の開通に伴う工事は、オリンピック開催の5年前に開始されました。

5年もあれば間に合うでしょ!と思うかもしれませんが、実はオリンピック開催に間に合うかどうかはギリギリのスケジュールというから驚きです。

2020年東京オリンピックでも、新国立競技場が間に合うのか、工事費用がかさんで着工が遅れているなどたくさんの報道がありましたが、なんとか本番までに間に合ったようですね^^;

ちなみに東海道新幹線は、東京オリンピック開催日の10日前の1964年10月1日に開通。

かなりギリギリですよね。

東京モノレール

こちらも羽田空港から多くの人を移動させるためには必須のモノレール。

実は1964年の東京オリンピックの開催に合わせて作られた動脈です。

1964年9月に開通し、今では羽田空港から飛行機を使って旅行やビジネス、そして空港内の商業施設で楽しむ方々のために活躍しているのは誰もが認めるところ。

1964年の東京オリンピックでも羽田空港やモノレールは混雑していたそうですが、2020年大会も混雑が予想されますので、時間には余裕をもって行動したいですね。

1964年大会と2020年大会で異なる注意点

最後に1964年の東京オリンピックと、2020年東京オリンピックの注意点の違いをまとめてみました。
時代に合わせていろいろな演出などがされるなかで、2020大会ならではの注意点もあります。

知っておいて損はしないポイントを解説していきましょう。

SNSでの人との関わりに気を付ける

1964年東京オリンピックと2020東京オリンピック大会の大きな違いというと、「通信」と「他社との関わり」ではないでしょうか。

1964年は携帯電話はもちろんポケベルもありませんでしたので、自分たちだけでオリンピックを楽しんだり、周りの人とより深く関わるシーンは今よりもはるかに少ない状況でした。

しかし昨今ではスマートフォンなどの通信機器の発達で、顔の知らない人との関わりが可能になってきましたよね。

もちろん東京オリンピックの雰囲気もみんなで体感しようというのはとてもいいことです。

ですが、知らない人との関わりでトラブルも起きる可能性があるので、注意が必要です。

例えば東京オリンピックのチケットを譲ってくれる人がいて、実際に会場で待ち合わせをしたら会うことができなかった、見知らぬ人と仲良くなってオリンピックの後に金銭の要求があるなど…。

もちろんチケットの転売はNGですが、今ではフリマアプリがたくさんあるので、すべての転売を阻止することは難しいですよね。

自分の身は自分で守ることが大切です。

マナーを守る

時代の流れで物事の考え方が変わってきていますが、マナーを守るのはどの時代も同じです。
みんながしているからいいやではなく、ごみは持ち帰る、公共交通機関では体の不自由な方に席も譲るなどを心がけましょう。

東京オリンピックではテロ対策としてごみ箱の設置はされないと考えていた方がよく、普段ごみ箱があるところも撤去されてしまうこともあるかもしれません。

自分さえよければいいという考えになってしまうと、日本人の品位が落ちてしまうことでしょう。

マナーを守る日本人の姿を世界に広げて、素敵な国であることをアピールできたら素敵ですね。

まとめ

1964年の東京オリンピックと、2020年東京オリンピックでは大きく変わっているところも大きくあります。

建物ももちろんですが、演出方法や競技の種類なども変わり、また違った楽しみができるでしょう。

外国から観戦に来る方も多いので、1964年大会とはまた違った雰囲気でオリンピックが行われるので、もし観戦をする予定のある方は、競技だけではなく雰囲気も味わってみてはいかがでしょうか?