2019年、日本で開催されたラグビーワールドカップが盛り上がり、流行語大賞にONE TEAMが選ばれるなど、ラグビーが一気に注目を集めた年でもありました。
初のベスト8で盛り上がるなか、「にわかファン」と言われるファンも多くなりましたが、ラグビーのおもしろさをもっと知りたいと思った人も多いはず。
そこでここではラグビーの基本的なルールや、今さら聞けないラグビーのいろはを徹底解説します!
ラグビーの基本ルールを知ろう!
ラグビーは1チーム15人の選手が相手チームと1つのボールを奪い合い、ゴールラインに向かって相手陣地に攻めこんでいくスポーツです。
体と体を思いっきりぶつけ合うことから、迫力ある試合になることがほとんどで、見ている人を魅了します。
ボールを持ちながらの単独で突破していく動きやキック、日本が得意とするチーム一丸となったパスワークや押し合いで、陣地を広げながらボールを前進させて行きます。
どれだけ陣地を広げられるかが重要なため、「陣取りゲーム」とも言われています。
相手ゴールラインの向こう側をインゴールと呼んでいて、インゴールにボールを持ち込み、ボールを地面につけるとトライとなり得点が入るルールです。
体をぶつけあったり過激な動きが多いのは、選手はトライを得るため。ボールを奪い合って陣地を広げながら得点を狙っていきます。
試合時間は、前半40分・後半40分で、前半終了後に10分間のハーフタイムがあります。
試合終了後は「ノーサイド」となり、敵味方の区別なく互いの健闘をたたえあいます。
この雰囲気がラグビーファンを増やしたといっても過言ではないでしょう。
ラグビーをより楽しく観戦するには?
ラグビー観戦するには、ルールがわからないと楽しくないのでは?と思ってしまうことでしょう。
ですがラグビーはルールがわからなくても、注目ポイントを抑えておくことで、よりラグビーを楽しむことができます。
まずは、基本的なポジションについて解説していきましょう。
力と力のぶつかり合い「スクラム」
スクラムとは、選手が8人対8人で組み合って押し合い、真ん中に投げ入れられたボールを奪い合う行為。
このボールを奪うのが、姫野選手が得意として2019年のラグビーワールドカップで注目された「ジャッカル」です。
スクラムを組んでいる選手たちの体重は合計で800キロを超えることも多く、迫力あるシーンを楽しめます。
重みに耐えかねて地面に手をついたり膝をついたりすると反則になってしまいます。
ラグビーの醍醐味「タックル」
トライに走る相手を追いかけて、両足をがっちりと捕まえて倒す技のことをタックルといいます。
実はタックルと言ってもさまざまな種類があり、自分に向かって走り込んでくる相手を押し倒すようにするタックルもあり、正面からぶつかっていくだけではありません。
タックルは方法を間違えると危険なプレーになってしまうので、肩から上へのタックル、相手を持ち上げて頭から地面に突き落とすようなタックルは禁止されています。
勝ちたい気持ちはもちろん持たなければいけませんが、相手を怪我させない冷静さが必要になってきます。
緊張感を味わえる「キック」
ラグビーのキックと言えば、記憶に新しいのは田村選手や五郎丸選手がポールの間にボールをキックして点数を稼ぐもの。
もちろんこの種類のキックを知っておくだけでもいいのですが、ラグビーを楽しむために知っておくとよいのは、戦略的キック。
どのようなキックなのかというと、キックしたボールを味方にパスをして、そのままトライを狙うもの。
これにも細かいルールがあって、キックは前に蹴るということだけでなく、キックでパスを受ける選手はキックをする選手の後ろから走り出さないといけないとルールもあります。
これでは走る選手が大変なのでは?と思いがちですが、敵のいないスペースに味方の選手を走らせることで、敵の隙を見計らって攻め込むことが可能になります。
その結果、キックの種類がわかるとよりラグビーを楽しむことができます。
日本の得意技「パス」
日本の選手は海外の選手に比べて小さい体の選手が多い中で、ワールドカップで活躍できた要因の1つが「パス」。
ラグビーではボールを持った選手には、攻撃の選択肢があります。
・そのまま走る
・敵にぶつかる
・味方にパスする
・前にキックする
このようにさまざまな選択肢からベストな攻撃方法を選択します。
自分の周りに相手が誰もいなければそのまま走ってトライをすればいいですが、1人でディフェンスラインを突破するのはとても難しいです。
敵に囲まれてどうにもならない状況になる前に、味方にパスをして敵の隙間を縫ってトライをしに行くわけです。
パスもただボールを投げるだけではなく、回転をかけて遠くに飛ばしたり、背中越しに投げたりと、味方が取りやすく次の攻撃に移動しやすいように投げます。
パス1つとってもいろいろな種類があるので、どこに投げるのかを見ているだけでラグビーの見方が変わることでしょう。
ラグビーのチケットを購入するには?
ラグビーの注目ポイントがわかったところで、ラグビーの試合を見に行くにはどうしたらいいのか知りたくなってきませんか?
今さら聞けないチケットの購入方法をお伝えします。
公式ページから申し込もう
惜しくもオリンピックのチケットに落選してしまった方、オリンピックまでにラグビーの試合を観戦したい!という方必見です。
ラグビーのチケットは、公式ページから申し込むことができます。
公式ページ:https://www.top-league.jp/ticket/
秩父宮ラグビー場の見取り図や、その他の会場の見取り図が載っているので、席をどこにしようかなど選ぶこともできます。
注意点としては、ラグビーの試合は基本的には雨天決行なので、試合の日は完全に予定を開けておく方がよいでしょう。
台風などどうしても試合ができなくなったとき以外は、チケットの払い戻しはありませんので、予定をしっかり確認して申し込むようにしましょう!
支払いはどこでするのか
公式ページからチケットを申し込んだら、チケット料金を支払います。
支払い方法はシンプルで、チケットぴあやコンビニで販売しているので、手軽に購入できる点もうれしいポイントでしょう。
コンビニではセブンイレブンの場合マルチコピー機、ローソンはLoppi、ファミリーマートではFamiポートで購入・支払いをします。
学割もあるので学生証を持参しよう
実は、ラグビーには学割があります。
チケットで学割という名称ではなく、小中高生券というものがあり、もし学生に該当する場合はそちらも購入するとよいでしょう。
その際、当日学生であることの証明が必要になるので、学生証を忘れずに持っていくようにしましょう。
部活動などでラグビーに所属していたり、ラグビーに興味を持って「もっと知りたい」と思う学生も、ぜひ現地で観戦してみるとより楽しさが伝わってくることでしょう。
オリンピックに期待!ラグビー注目選手をご紹介
ラグビーをより楽しむには、選手がわかるとさらに楽しくなって、応援にも熱が入ります。日本代表で注目の的になることが期待されている選手をご紹介します。
小さくても大活躍!「田中史明選手」
ラグビーと言えば大きな体でタックルをするイメージが強いですが、日本代表で活躍している田中選手はなんと165センチと小柄。
小柄ながらも大きな選手にタックルしていく姿は、何度見ても感動できることでしょう。
そして状況判断が素早く、どこにボールを動かすと自分たちが有利になるのかを瞬時に見極め、味方がトライしやすいようにしてくれます。
体の小ささをカバーする能力がたっぷりで、試合後に見せる笑顔は母性本能をくすぐるかわいさです。
この人なしでは語れない「リーチマイケル選手」
キャプテンとして日本を引っ張ってくれたリーチマイケル選手。
先発出場が当たり前にようになっていますが、怪我の調整などで途中から出場するときもありました。
その際、会場からはリーチコールが巻き起こるなど、日本にはいなくてはならない存在。
強気に攻める姿勢や、日本の流れが悪いときにチームを鼓舞する姿は、「この人ならやってくれる」と期待が持てる選手です。
ジャッカルが武器「姫野和樹選手」
2019年の流行語大賞のノミネートに選出された「ジャッカル」ですが、ジャッカルは姫野選手の得意技。
姫野選手のジャッカルが成功することで、日本に一気に流れが来て点数を重ねるシーンは、2019年のワールドカップでも多くの人が目に焼き付けたことでしょう。
ジャッカルは1歩間違うと反則を取られてしまうため、高度な技術が必要。ぎりぎりのところで勝負をする姿は、多くのファンを魅了します。
そしてイケメン選手として女性ファンも多く、インスタでは肉体美を披露していたり、ラグビー以外のところでもファンの心をつかんでいる選手の1人です。
応援グッズで試合を盛り上げよう!
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スティックバルーンで会場を沸かせよう!
ラグビーに馴染みがない人でも、ポジションや基本ルールがわかると注目ポイントが変わってきます。
今まで見ていなかったところに注目するとより楽しむこともできますし、もっとラグビーを知りたいと思うことでしょう。
ラグビー熱が上がっている今だからこそ、ぜひラグビーを観戦して楽しんでみませんか?