皆さん、こんにちは♪
いよいよ、2020年に日本で東京オリンピック(東京五輪)が開催されますね!
オリンピック種目に【馬術】があることを皆さんは知っていますか?
オリンピックで唯一の動物を扱う競技であり、男女年齢に制限のない珍しい競技でもあります。
これだけでも興味が出そうな馬術ですが、実際にルール、種目を知っている方は少ないのではないでしょうか?
オリンピック開幕までに注目競技馬術の魅力とルールを一緒に学んでいきましょう!
【馬術】の魅力
動物とともに戦う!馬術の魅力
馬術はオリンピック競技で唯一動物とともに競う競技です。
どれだけ馬と一体となり、うまく乗りこなすかが最大のポイントとなります。
また、馬術には馬場馬術、障害馬術、総合馬術の3種目からなり、それぞれに>個人戦、団体戦男女、年齢関係無しの戦い
動物を扱う唯一の競技、馬術ですが、さらにオリンピック唯一の特徴を持っています。
それは男女の区別なく、競われる点です。
オリンピック競技のほとんどが男女に分かれ別々で競い合いますが、馬術では男女区別することなく、競い合います。
馬術では運動するエネルギーを使うのは馬であり、馬をコントロールする技術を競い合います。
パワーやスタミナでは対等に戦えませんが、馬を扱う技術に差はないということから、男女同じステージで戦うこととなった面白い競技なのです。
馬術を語るための歴史をご紹介
馬術がオリンピック競技となったのは、1900年開催のパリオリンピックからです。
当時は、障害馬術だけの開催でした。
日本の出場はそこから28年後の1928年ストックホルム大会からとなります。
日本選手のメダル獲得は、1932年のロサンゼルスオリンピックで西選手が獲得した金メダルだけとなります。
初めてのメダルにして、日本馬術の歴史で唯一のメダルとなっております。
東京オリンピックで日本馬術史上、2人目のメダリストは排出されるのでしょうか。
非常に楽しみな大会です。
東京オリンピック直前!馬術ルール解説!
それでは馬術をより楽しむ為にルールについて理解を深めていきましょう。
馬場馬術
馬場馬術は規定演技と自由演技からなり、フィギュアスケートをイメージされるとわかりやすい種目です。
規定演技では、各演技を行う場所が英字でマークされており、そのマークに沿って馬が演技を行います。
実施は馬へ指示を出し、演技をしているのですが、指示なく馬が自ら演技しているように見せることで高得点が与えられます。
自由演技ではでは必須要素を入れ、音楽に合わせてプログラムを演技します。
音楽、振りを自分たちで組み、演技します。
障害馬術
障害馬術はアリーナと呼ばれる競技場内に設置された障害を順番に飛び越え、ミスなくゴールし、そのタイムを競う競技です。
設置された13~15の様々な障害物を、落下なく飛び越えます。
障害物の前で立ち止まったり、怯んだ姿は減点対象となります。
オリンピックでは160センチの障害を超える姿も見られ、技術だけではなく、迫力もある競技です。
総合馬術
総合馬術は大会にもよりますが、3日間を通して闘われ、1日目に馬場馬術競技、2日目にクロスカントリー、3日目に障害馬術が行われます。
その3日間の合計減点の少なさで争われます。
特徴的な種目としては、2日目のクロスカントリーです。
クロスカントリーでは平坦な馬場から離れ、自然を生かした、難易度の高い障害へ挑みます。
難易度の高い障害では、騎乗者の技術や梅の体力、勇気などが問われます。
海外では最長6キロメートルのロングコースなどもあり、人気のある競技です。
伝説の日本人馬術選手
杉谷泰造選手
杉谷泰造選手は40歳になった今でも馬術会の第一線で活躍し続けている名選手です。
1996年のアトランタオリンピックから2016年のリオオリンピックまで6大会連続出場を果たしており、日本人最長の連続記録保持者でもあります。
父も馬術選手というサラブレットの杉谷選手は愛馬である、アヴェンツィオ号とともに、2020年東京オリンピック出場を目指しています。
法華津寛選手
法華津寛選手は2012年のロンドンオリンピックで71歳というオリンピック史上3番目の高齢で出場したことでも有名になった日本を代表する選手です。
71歳という年齢から、高齢の方々だけでなく日本中に希望を与えてくれた選手の一人です。
元々は障害馬術の選手でしたが、ロンドンオリンピックでは馬場馬術へ転向し、見事にオリンピック出場を果たしたとのことです。
日本馬術を語るには欠かせない選手です。
東京オリンピック【馬術】の気になる日程や場所をチェックしよう!
【馬術】の会場
■馬事公苑
〒158-0098 東京都世田谷区上用賀2丁目1−1
小田急小田原線「経堂駅」「千歳船橋駅」下車徒歩
東急田園都市線「用賀駅」下車徒歩・シャトルバス乗車
東急田園都市線「桜新町駅」下車徒歩
東急世田谷線「上町駅」下車徒歩
【馬術】のスケジュール
馬場馬術:2020年7月25日(土)〜2020年7月29日(水)
総合馬術:2020年7月31日(金)〜2020年8月3日(月)
障害馬術:2020年8月4日(火)〜2020年8月8日(土)
オリンピック唯一の動物とともに闘う競技、馬術を紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか。
日本に金メダリストがいたなんて全く知りませんでしたよね!
また馬術には3つの種目があり、それぞれのルールを知ってから、ぜひ東京オリンピックで観戦してくださいね!
歴史やルールを事前に知っておくだけでより馬術を楽しめるはずです。
東京オリンピックでは、馬術日本代表を応援しましょう。